「信頼しているので拒まない」…元校長のあきれた言い分
「もしかして、エンコー(援助交際)じゃないか」
5月30日午後1時ごろ、埼玉県所沢市日吉町のファストフード店「マクドナルド所沢店」2階。店内にいた男子高校生2人は異様な光景を目にした。
カウンター席で、中年の男が女子高生と並んで座っている。親子とはとても思えない証拠に、2人は体を寄せ合い、向き合うように座っているのだ。
男子高校生らが援助交際と錯覚しても不思議ではない光景である。
だが、男子高校生らはこの直後、さらに信じられない光景を目にすることになる。
中年男が、女子高生のスカートの中に手を入れ、その下半身を触り始めたのだ。一方の女子高生は嫌がっているようにしか見えない。
「絶対におかしい」
男子高校生らは店の2軒隣にある交番に直行した。すぐに駆けつけた警察官に中年男は事情を聴かれ、やがて県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕された。
男の素性を知った男子高校生らは、さらに信じられない気持ちに駆られただろう。交番の2軒隣にある店でハレンチ行為を行った大胆不敵なこの男は、東京都武蔵村山市教育相談室の前室長、佐藤学容疑者(62)=児童福祉法違反の罪で起訴、再逮捕=だったのだ。
佐藤容疑者は同市立中学校の校長まで務めた“聖職者”だが、所沢署の調べに当初は容疑を否認した。だが、やがて犯意を認め始めた佐藤容疑者は、店内で自分の下半身を触らせていたことまで明らかにするのだ。
「18歳未満の女子高生」「嫌がるのを無理やり」「飲食店内という公衆の面前でのハレンチ行為」…教育者としての良識を疑わざるを得ない言葉が並ぶ今回の事件。
「魔が差してしまった…」
当初はそう供述していた佐藤容疑者はその後、さらに信じられない言葉を口にした。
「(女子生徒は)自分を信頼しているので拒まないと思った」
性犯罪に類するワードで検索したときに少しでも犯罪による刑罰などの記事を表示させ、性犯罪を抑止する目的で、性犯罪に関する記事を抜粋。
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