勤務時間外の職員室でもわいせつ行為
市教委によると、佐藤容疑者は平成18年3月に校長を最後に退職後、嘱託職員として都に採用された。所沢市に派遣され、週3~4日の勤務に就いていた。
佐藤容疑者は逮捕された日、都内に住んでいる女子高生をわざわざ自分が住んでいる所沢市まで呼び出し、わいせつな行為に及んでいた。
その日は勤務日ではなかったが、そもそも相談室外で職員が相談業務を行うのは「絶対にあってはならないこと」(同市教委)だという。
いわば、他の職員の目を盗んでの犯行だったわけだが、佐藤容疑者が他の職員の目を盗んだのはこの日だけではない。
所沢署は6月23日、児童福祉法違反(児童に淫行させる行為の禁止)の疑いで、佐藤容疑者を再逮捕した。この再逮捕の理由となった犯罪行為に、同市教委は再び唖然とさせられることになる。
「佐藤容疑者は逮捕された前日である5月29日17時20分ごろから、教育相談室に隣接する職員室で、女子生徒に自分の下半身を触らせていた。他の職員は誰もいなかったが、その際も女子高生は勉強を教えてもらうために職員室に行ったようだ」(捜査関係者)
佐藤容疑者の勤務時間は、8時半~17時15分。他の職員は9時~17時。
「職員も片づけなどがあるので、17時20分に職員室に2人しかいなかったとは考えにくいが…」
同市教委幹部は苦々しそうにそう話すが、2人きりになったことが、佐藤容疑者に犯行を決意させたのも事実だ。
実は佐藤容疑者が職場でわいせつな行為に及んだのは、この日が初めてではない。女子高生は所沢署の調べに対し、「職員室や相談室で10数回、同じような行為をさせられた」などと被害を訴えているからだ。
そもそも相談室はその業務の特性上、部屋に入ってしまえば外から中の様子は見えない構造になっている。勤務時間内なら他の職員の目もあるが、勤務後や勤務外なら女子高生と2人きりになる機会は数多くあったのだ。
「勤務態度は問題なかった」(同市教委幹部)という佐藤容疑者。だが、他の職員が帰宅した後など、他の職員の目に触れない所で問題行為を繰り返していたのだ。
性犯罪に類するワードで検索したときに少しでも犯罪による刑罰などの記事を表示させ、性犯罪を抑止する目的で、性犯罪に関する記事を抜粋。
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